鉄道模型の「線路」について


最近の鉄道模型の線路は、簡単につなげられるようになっています。
線路の基本は、円周を探ることです。
これを「エンドレス」と呼び、クルクルと走行積み重ねることができます。
線路とパワーパックをつなげるには、分岐コードや延長コードなどを使います。
線路とパワーパックをつないで、パワーパックのプラグをコンセントに差し込めば、準備はおわりです。
鉄道模型初心者用のスターターキットの場合は、線路に簡単に乗せるために「リレーラー」というパーツが付属されています。
これを使用すると、線路に車両を滑らせるだけで乗せることができます。
後は、パワーパックの電源をオンとして、進行方向を決めて走らせるだけです。
1つのパワーパックでコントロール出来る車両は1編成なので、複数の車両を1つの線路に走行させることはできません。
2編成を走行させたい場合は、パワーパックが2つ必要になります。
また、1つの線路上では、編成が複数の車両をそれぞれ更に走行することはできません。
線路上に2編成を置くとすると、どちらの車両もおんなじ動きになってしまいます。
つまり、一気に動き出しますし、一気に残るということです。
それは、走行させる仕組みが原因です。
実際の電車の架線には、おんなじ電圧がかかってあり、電車1台1台が速度を調整することで、モーターを回転させています。
一方、「Nゲージ」の場合は、パワーパックによって速度を調整させた電圧を線路に流しています。
そのため、おんなじ線路に複数の編成を置くと、それらがおんなじ速度で共々働くことになるのです。
なお、制御システムの新しい技術「DCC」などを使用すれば、1つの線路の上で、複数の編成を異なる速度で走行させることができます。

鑑賞用の鉄道模型

鉄道模型は、眺めてその美しさを堪能するのも魅力の1つです。
鉄道模型は、細部に至るまで精密に再現されており、ある種工芸品と言っても良いでしょう。
鑑賞するのが目的ならば、大きいサイズの規格で、商品ラインナップの豊富な「HOゲージ」がおすすめです。
ドイツの「メルクリン社」をはじめ、ヨーロッパの製品は、世界中で親しまれていますが、日本の車両では、老舗製造会社の「天賞堂」のものに尽きるでしょう。
中けれども、“特定号機”モデルがおすすめです。
これは、実在した車両の一両を、ディテールにこだわって再現したものです。
では、鑑賞用におすすめの天賞堂のHOゲージを紹介します。
「国鉄C59形 蒸気機関車 162号機 戦後型」は、大型旅客機のC53形の後継機で、C53形の性能を上回る機関車として誕生しました。
1941年に登場し、戦前型と戦後型に分かれ、全部で173輌が造られました。
戦後型は、船底テンダーが採用され、日本における蒸気機関車の中で最長となりました。
この製品は、ヘッドライトが1.5V球で点灯できますし、テンダーテールライトもLEDによって点灯することができます。
「C58形 1号機 梅小路」は、亜幹線の蒸気機関車で、客貨車を牽引していた8620形・9600形の代替機です。
1938年に汽車会社で1号機が完成し、1947年までに427輌が製造された機関車です。
外観的特長としては、テンダー機関車初の密閉キャブタイプが採用されました。
戦前型と戦後型の違いは、戦前型はテンダーが平底タイプだが、戦後型は船底タイプとなっています。
C58形は全国で使用されていましたが、ローカル線で主に活躍していたため、必ずしも目のぼりませんでした。
でも、お召し牽引としても利用され、扱いやすくて信頼できる機関車でした。
この製品は、「梅小路機関車館」に保存された、お召し装飾された1号機を模型化しました。

「鉄道模型シミュレーター」とは?


「鉄道模型シミュレーター」とは、「アイマジック社」が開発し販売している鉄道模型をシミュレートするソフトウェアです。
3Dの仮想空間に部品を並べて赴き、レイアウトを自由に作成することができます。
一般的には、「VRM」と略称で呼ばれています。
ソフトウェアの構成は、情景やレイアウトを作成する「レイアウター」と、作ったレイアウトの中で鉄道模型の車両を走行させる「ビュワー」の2段構成です。
最新バージョンは「5」で、リリースバージョンが同パッケージを追加すると、さまざまな機能や使用出来る部品の数が増えます。
「鉄道模型シミュレーター」は、1998年に発売が開始され、現在では、発売元のウェブストアでは販売が終了しています。
「鉄道模型シミュレーター2」は、1999年に発売が開始されました。
「レイヤー機能」が搭載され、“立体交差”が出来るようになりました。
一段と、「バリアブル・レール」が収録されたことで、自動でポイントの切り換えができたり、任意でレールの長さを設定できたりする機能が付きました。
「鉄道模型シミュレーター3」は、2001年に発売が開始され、「2」について使用出来るポリゴン数が増えました。
さまざまな際立つ機能が搭載され、車両変換ツールを使うことで、「2」の車両データを「3」に引き継ぐこともできます。
「鉄道模型シミュレーター4」は、2005年に発売が開始され、「3」よりも、高密度でポリゴン数を増加させた3Dモデルを描画出来るようになりました。
また、車輪が回転したり、車両の連結や切り離しを行ったり、美しい夜景や照明を指したり出来るようになりました。
再度、鉄道模型の車両を自動運転させるなど、複雑な動作も実現可能になりました。
「鉄道模型シミュレーター5」は、2009年に発売が開始され、「4」と同様に、影や太陽光を再現させることができます。