プラネタリウムとは


よく、歌の題名などに表れる「プラネタリウム」。
有名なのは、大塚愛さんの曲でしょうか。
ドラマ「花より男子」で使用された大塚愛さんの「プラネタリウム」は大ヒットを記録し、大塚さんの代表曲のひとつとなりました。
また、いきものがかりやBUMP OF CHICKENの楽曲もよく知られています。
そんなプラネタリウム、名前自体はよく聞いても、正にどんなものかはよく知らないという人も少なくないと思われます。
プラネタリウム自体、よく日常の中で体験するものではないからです。
とはいえ、とにかく触れると病みつきになる。
それが、プラネタリウムなのです。
プラネタリウムとは、星空を映写機によって再現する施設、ないしは装置のことを言います。
この世界中から観測できる惑星を天体投影機と呼ばれる装置で上空のスクリーンに映写し、正に存在している星空を再現するというものです。
スクリーンはドーム上の建ものに貼られ、その天井に星空が再現されます。
プラネタリウムの意義は、光化学スモッグなどの弊害によって晴れた日の夜でも星空が思えなくなった都会の人達が、星空を見ることができるところにあります。
実際問題として、現在夜空の星を目視できる日や場所は、いとも少なくなってきました。
例え星空が綺麗といわれる田舎であっても、断じて満天の星空というわけではありません。
そういった中で、実際の星空とはどういったものなのかということをプラネタリウムが教えてくれるのです。

プラネタリウムの歴史

デートスポットのひとつにも数えられるプラネタリウムですが、その歴史はかなり古くまで遡ります。
投影機を使用したり、スクリーンをくっつける建築ものの構造がドーム状であったりするので、近代的施設という印象が激しいですが、その誕生は誠に紀元前であるとしています。
しかし、当然ですが当時は今のプラネタリウムものの、巨大更に精密な星空を再現するようなものではありませんでした。
基本的には、まったく天体の全容が明らかになっていない時代なので、その研究を行う過程で作られたと推測できます。
惑星の研究といえば、かのアルキメデスが最も有名な研究者だが、彼もまたプラネタリウムの前身である太陽や月、あるいは惑星の動きを再現するための装置を携帯していたといわれています。
天体がどんな動きをしているのかという研究自体は、はるか昔から行われていたということですね。
現在のものの始祖となるプラネタリウムが誕生したのは1200年代、ヨハンネス・カンパヌスというイタリアの天文学者が建設したものといわれています。
但し小型だったため、飽くまで研究用の道具という認識がなされていました。
その後、様々な紆余曲折があり、18世紀に何とか巨大なプラネタリウムが作られ、1923年になって現在の近代プラネタリウムの基礎が出来上がりました。
その後に普及が進み、日本も1937年になってついにプラネタリウムが作られました。
この歴史からもわかるように、プラネタリウムの原理自体は太古の時代から存在していました。
天体という誰もが心を躍らせるような存在を前に、昔の人々はいつも研究心を駆り立てられていたのでしょう。
ただ、それを擬似的に再現するのはあくまで研究が目的であり、娯楽施設として一般人に楽しんで貰うという発想とそれを可能とする技術が生まれたのは、断然最近ということになります。
そんな意味では、現在のプラネタリウムの歴史は、依然として80~90年といったところとして良いでしょう。

プラネタリウムの目的


星空を映写するプラネタリウムですが、その目的は前述の通り、元々は研究でした。
昔の人達にとって、夜空というものは非常にカワイイものだったということは想像に辛くありません。
娯楽の少ない時代、そんなに手の届かない無数の光が一定の時間だけはるか上空に見えるという状況。
生涯をかけて研究をする人が多数いたのは当然のことですね。
天文学という学問が誕生したのも必然といえます。
こんな研究者達が惑星の配置や天体の動向などを記録し、再現して研究を積み重ねるために作られたのがプラネタリウムなのです。
現在では新惑星の発見や動向の確認などは行われているものの、既存の惑星、既存の天体は一通りの研究は一区切りといえるところまで進んでいます。
勿論、宇宙の謎というものはまだまだ解明されていない事柄ばかりではありますが、惑星の配置や星空の動きなどは研究され尽くし、すでに小学生の理科の教科書などに掲載されています。
きっとほとんどの人が、それを目としているでしょう。
では、プラネタリウムの現代における役割や目的は何なのかというと、そのほとんどは娯楽です。
ちっちゃな子供に星空を見せるという体験学習の現実もあります。
ですが大抵のケースにおいては、癒しをはじめ、星空を見て感情を落ち着かせたり、感動したいという人がプラネタリウムを訪れています。
プラネタリウムという施設を管理する側としても、こういう人達に関するイベントなどを変わり、癒し効果のありそうな音楽を洗い流すなどしてムードを作っている傾向が見受けられます。
現在のプラネタリウムの役割として一番重きを置かれているのは、デートスポットという現実かもしれません。